「勝利には才能が必要、繰り返すには気質が必要」—John Wooden
NetAppのビジネスにおけるリーダーシップとは、イノベーションとビジネスとしての実践の両立によってもたらされる成果です。IT業界トップのアナリスト企業であるGigaOmは、Radarレポートで、NetAppのこのリーダーシップを評価しています。Gigaom Radarレポートは、「成熟度対イノベーション」と「フィーチャー プレー対プラットフォーム プレー」という2本の軸の相関関係を使ってベンダーの位置付けを示すとともに、各ソリューションでの今後1年から1年半にかけての進化を矢印の方向で予想します。
2022年のGigaOm Radar for Cloud File Systemsの調査結果は、私たちにとって納得のいくものです。イノベーションと安定性を同時に実現していることに注目し、強力な機能セットを構成する一つひとつの機能を考えれば、NetAppが業界リーダーであるのは明らかです。
ただしこれは、NetAppにとって新たな栄誉ではありません。昨年の分析では、リーダーの役割でも評価されました。でも今年は、競合他社との差を大幅に広げました。さらに、Amazon、Azure、Google Cloudなどの主要な提携企業に力を貸し、それぞれの位置付けを強化し、各社が希望する「中心」部へと大きく前進できるようにもしました。以下では、その点について詳しく解説します。
この業界にしばらく身を置いている方なら、NetAppがリーダーの地位を獲得している主な理由は、すぐ察しがつくのではないでしょうか。弊社のクラウド ストレージ機能は、業界をリードするデータ管理ソフトウェア、NetApp® ONTAP®を基盤に構築されています
このONTAPという基盤は、圧縮、コンパクション、重複排除、シンプロビジョニング、データ階層化など、大量のデータを消費するストレージ負荷の高いワークロードを支えるのに必要な効率化機能を提供します。差分のみを取得するブロックレベルのNetApp Snapshot™とバックアップ機能も組み込まれているため、眠れない夜を過ごすことがなくなります。NetApp FlexClone®やFlexGroupなどの機能を使用すれば、ストレージだけでは実現できない、データを活用した独創的な作業に取り組めます。さらに便利なのは、オンプレミスでもクラウドでも、必要な場所でこの機能を利用できることです。GigaOmのレポートに記されているように、「NetAppのクラウド ファイルシステム ポートフォリオには、エンタープライズクラスの完全な機能セット、柔軟な導入モデル、パブリック クラウドのどこでも利用可能なサービスという優れた特長が備わっています」。
ただし、業界をリードするストレージ サービスをクラウドで(念のために申し上げると、すべてのクラウドで)実現することは、成功の方程式の一部にすぎません。データの管理、保護、自由な活用を可能にすることこそが、本当の成功です。AI / MLベースの統合コントロール プレーンを使用すると、ストレージの検出、導入、管理のほか、どこにどういったデータがあり、どのように使用されているかを詳しく把握できるようになり、この真の成功を実感できます。
私たちは現在、この統合管理機能をNetApp BlueXP™コントロール プレーンで実現しています。おそらくこれが、GigaOmがNetAppを、他社を大きくリードするベンダーとして位置付けた2つ目の主な理由でしょう。GigaOmはレポートの中で次のように述べています。「NetApp BlueXPは、次世代の管理機能とオーケストレーション機能に併せて、SaaSベースのデータ サービスも豊富に提供することで、同社のクラウド ファイルシステム製品のビジネス バリューを大幅に高め、業界の基準をレベルアップしています」。
私たちは成功を祝すと同時に、同じく中心部へ向かって大きな進歩を遂げたハイパースケーラ パートナーを賞賛したいと考えています。先日のRadarレポートで述べられているように、昨年のAmazon FSx for NetApp ONTAPのリリースにより、AWSは今年、大きく前進しています。Azureも、Azure NetApp Filesの機能がポートフォリオに加わったことで、目覚ましい進歩を遂げました。Google Cloudも、NetApp Cloud Volumes Service for Google Cloudの機能でハイパースケーラとして素晴らしい発展ぶりを見せたことから、高い評価を受けました。
最後に、NetAppが抱える課題を認めて、本稿を終えたいと思います。レポートに記されているように、「...NetAppのソリューションとエコシステムは、非常に機能豊富で包括的です。そのため組織によっては、適切な指針がないと、おじけづいてしまうかもしれません」。これは、大学時代の友人を思い出させます。その友人は、非常に魅力的で、抜群に頭がよく、しかも大金持ちだったため、一部の人から仲間に誘いづらいと見られていました。
でも心配は無用です。NetAppは優秀なベンダーではありますが、提携先としても楽しい相手であり、常々、お客様と一緒に仕事したいと考えております。ぜひNetApp BlueXPをチェックしてください。
Ronen Schwartzは、NetAppのCloud Volumesビジネス担当シニア バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーです。ハイブリッド クラウドとマルチクラウドにわたる堅牢なCloud Volumesプラットフォームを構築し、NetAppのクラウド データ管理サービスを拡張して、Cloud Volumesビジネスを加速させる立場にあります。
NetApp入社前は、Informaticaのテクノロジとエコシステム、運用、戦略担当エグゼクティブ バイス プレジデントと、Informatica Cloudのシニア バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーを務めています。これらの役職で製品戦略、製品管理、市場参入戦略を主導してきました。Informaticaでの14年間、オンプレミスからパブリック クラウドへ、また、ライセンス収益から経常収益への移行を通じて、同社の変革における主導的役割を果たしてきました。
To edit this Page SEO component