優先付け、計画、テスト、繰り返し
高品質のデータ保護が必要な場合、バックアップだけでは実現できません。ダウンタイムを最小限に抑え、リカバリ時間を短縮するためには、バックアップ、Snapshot、レプリケーションなど、複数の方法を組み合わせる必要があります。
データのバックアップとリカバリのターゲットを設定する作業は、難しいものです。データ保護戦略を設計する際には、ワークロードの優先順位と、現実的なリスクとなるダウンタイムの長さを考慮してください。SQLデータベース、Oracleデータベース、SAP HANAなどのティア0ワークロードでは、想定されるアップタイムは99.9999%でなければなりません。ミッション クリティカルなワークロードの場合、最大のリカバリ時間目標は15分です。
各システムを定期的にテストして、バックアップ戦略の効率性を確保することで、システム停止への対策を立てましょう。また、災害が発生するときは、必ずしも火災や洪水とは限りません。さらに、通常はインフラ全体を一度に行うのではなく、個々のシステムで災害は発生します。
3-2-1ルールに準拠しましょう:常に、データのコピーを3つ以上保管しましょう。2つのコピーは異なるストレージ メディアに保管して、そのうち1つはオフサイトに保管します。
オブジェクト ストレージ向けの主要なシステムであるNetApp StorageGRIDを使用すると、災害が発生して、単一のストレージ システムやデータセンター全体(複数のデータセンターの場合も!)が失われても、バックアップしたオブジェクトは継続的に存在します。また、StorageGRIDは自己修正機能も備えており、システム停止が発生した場合は、保護された状態を維持するため、定義した時間的なしきい値に基づいて、残りのインフラ全体ですべてのオブジェクトが自動的にリバランシングされます。
データの保護は設立当初からネットアップの優先事項でしたが、バックアップとリカバリは成熟した産業分野です。そこで、ネットアップはいくつかの主要なデータ保護およびセキュリティ パートナーと協力して、大規模にバックアップとリカバリを強化してきました。パートナーに含まれるCommvault、Veeam、そしてRubrikはいずれも2020年のバックアップおよびリカバリのガートナー マジック クアドラント リーダーに選出されています。彼らのソリューションは、ネットアップやお客様のデータ ファブリックとシームレスに統合されています。