信頼:ハイブリッド クラウド全体にわたってデータを保護し、セキュリティを確保します
統合データ プロテクションとノンストップ オペレーション
ONTAPは、ネットアップの統合データ プロテクション(IDP)テクノロジを提供してストレージ運用を安全かつスムーズに維持します。
ローカルのバックアップとほぼ瞬時のリカバリのニーズを満たすのは、スペース効率に優れたSnapshotコピーです。リモートのバックアップ / リカバリとディザスタ リカバリは、 NetApp® SnapMirror®の非同期レプリケーションによって実現できます。またパブリック クラウドやプライベート クラウドにあるクラウド オブジェクト ストレージへのデータ レプリケーションにはSnapMirror Cloudを利用できます。データ損失ゼロの保護(RPO=0)に取り組む場合は、SnapMirrorの同期レプリケーションを活用できます。
継続的なデータ可用性が求められるクリティカルなアプリケーションには、NetApp® MetroClusterTMテクノロジとSnapMirrorビジネス継続性テクノロジによってサイト間でデータの同期ミラーリングを行います。ストレージ アレイは、単一のサイト、メトロエリア全体、複数の都市に導入することができます。MetroClusterは、強固なアレイベースのSAN / NASワークロード向けインフラです。SnapMirrorビジネス継続性が実現する柔軟性により、複数のワークロードを統合して、データセンターの災害が発生した場合に継続的な可用性でサポートする最も重要なSANアプリケーションをきめ細かく選択できます。
ONTAPを導入すれば、通常の営業時間内であっても、業務を中断することなくインフラの保守と更新を実施できます。アプリケーションのライフサイクル全体でダウンタイムを発生させることなく、ストレージ リソースの割り当て、アップグレード、撤去を動的に実施できます。アプリケーションを中断せずにコントローラ間でデータを移動できるので、スピード、レイテンシ、容量、コストがバランスよく組み合わされたノードからデータを取得できます。
強固なセキュリティ
ONTAPの業界をリードするセキュリティ機能のポートフォリオは、ハイブリッド クラウド全体でデータ セキュリティを統合し、不正なデータ アクセスやランサムウェアによる攻撃を回避するのに役立ちます。ONTAPに組み込まれたNetApp Volume Encryption機能により、AFF / FASシステム上のあらゆるボリュームを暗号化できるため、保存データを簡単かつ効率的に保護することができます。暗号化ディスクを別途用意する必要はありません。バックアップとレプリケーションに対応した転送中の暗号化により、転送するデータも保護できます。さらに、多要素認証、ロールベース アクセス制御(RBAC)、オンボードと外付けのキー管理機能によって、データのセキュリティが強化されます。
セキュアに統合
パフォーマンスや容量、セキュリティの要件が異なるワークロードやテナントに同じ統合インフラを使用できるため、時間とコストを削減できます。ONTAPを使用すれば、あるテナント パーティションのアクティビティが別のテナントに影響を与えることはありません。マルチテナンシーでは、1つのストレージ クラスタを複数のセキュアなパーティションに分割し、権限と許可に応じて管理できます。
厳格なコンプライアンス
コンプライアンスとデータ保持の厳しいポリシーを遵守するため、NetApp® SnapLock® ソフトウェアを使用して、Write Once, Read Many(WORM)によってONTAP環境のデータを保護できます。ネットアップは、エンタープライズレベルのバックアップ ベンダーや、業界先進のアプリケーションとの緊密な統合にも力を入れています。さらに、ネットアップのセキュア削除テクノロジによる暗号化シュレッディングは、システムの使用中であってもデータ流出のオンライン修復を可能にするだけでなく、GDPR(一般データ保護規則)の最新の「データ削除権」にも対応します。